能登仁行和紙の名刺制作実績

制作実績

能登仁行和紙（のとにぎょうわし）の名刺制作を小杉様から持ち込みでのご依頼です。初めて見る能登仁行和紙、少し硬めの手触りと荒々しく繊維が重なっています。今回お客様がお持ちいただいたこの和紙には、能登ひばの樹皮が使われています。能登ひばは「アテ」という別名でも知られる、石川県の木です。

能登ひばは香りが強く、現在では家具を始めさまざまな商品に使われている、希少な木材。その樹皮で作った和紙もやはり希少な紙。箱を開けると帯でまとめられている和紙、緊張します。一枚一枚失敗しないように調整、丁寧に印刷させていただきました。

お預かりした能登仁行和紙はテクスチャが強く、また色も濃いタイプの紙だったため、インクは濃いめでしっかりと視認できるようにいたしました。その分文字が太ってしまったり、形が均一ではない紙へ安定した印刷を行うことなど学びや気づきも多く得られた仕事になりました。